猫の扁平上皮癌記録

11歳で扁平上皮がんになった猫の事を書いています(アイコンは別の猫)。

⑥ほぼ絶食状態が2週間ほど続く

徐々にちゅ~るのスープも飲めなくなり、とうとうお皿を差し出しても口をつけなくなった。同時に水を差しだしても飲まない。

ただ、飲みたいという気持ちはあるらしく、

水場でじっと水を見つめていることが増えた。

夫が器を変えてみたり(普段はホーローの器なのだが、ステンレスボウルに変えたり、人間用のガラスコップにしたり。)、氷を浮かべてみたり、

様々な工夫を凝らしてくれたのだが、

少しだけ飲んで、ほぼ、飲まなくなった。

 

私たちが起きている日中に何も口にしない日が2週間ほど続いたため、

いよいよお迎えが近いのかな?

と覚悟していたけれど・・・ある日の晩、

夫がたまたま夜に目を覚ましたときに、

猫が水を飲んでいるのを見かけたという事を聞いた。

おそらくこの絶食と思われていた2週間、

夜、寝る前にお風呂場に置いておいた飲み水から、

(※以前は洗面所に置いていたのだが、高いところに上りづらくなり、

また、水が飲めないストレスから、お椀をひっくり返すようになっていた。)

ちょっとずつ水分は取れていたのかもしれない、

という事になった。

 

猫が水を3日ほど飲んでいなかったら、

それはもう生きられない、というような事を聞いたことがあり、

2週間も何も口にしないで生きていることを不思議に思っていたので、

夜に水を飲めているのかもしれない、という朗報に、

少し安堵。

 

→⑦へ続く